冨田久美 雑記

のんびりマイペース雑記です。音楽の事、美味しい事、その時々に感じた事を記します。

乙川優三郎 かづら野

イメージ 1

レッスンや大学、ライブがあったりで
すっかり前後してしまったが、ようやく
読み終えた 乙川優三郎「かづら野」の
感想。

いい年をして、私は人と深く関わるのが
苦手だ。
(数少ない親友は、いるけれど・・・)
それというのも、一人暮らしが長く
しかも勝手気ままにここまで来たから?!
または、相手の嫌な部分が見えそうになると
逃げるから?!
こんな私でも、3年前から、母と同居し、
今までこんなに一人の人とーたとえ、それが母でもー
向き合った事なかった と思っている。

周りの友人達は、家族を持って
夫・子供・夫の両親・自分の両親・親類等
に振り回されたり、喧嘩したり本当に
大変な思いをしながらも、懸命に
放り出したりしないで、生きている。

本当は、私にも、そういう時期ー人と深く関わるー
がなければ、いけなかったのかも とこの頃
思う。
そして、それが母との同居で、私にも来た!

この本の中の「菊さん」のように、とことんまで
一人の男性と向き合う事は、なかったけれど、
誰かと、生きることを共にする、相手を理解するって
本当に大仕事だ。
愛することと憎しみは、紙一重 とは、よく
言うけれど、それを乗り越えると、人間が強くなって
相手を許せる優しさも、持てるんだろうか?

まだまだ、修行中の私でした。

写真は、全然関係ないけれど、まだ青い
私のベランダの金柑。
今年こそ、鳥にもってかれないように
しよう!!