冨田久美 雑記

のんびりマイペース雑記です。音楽の事、美味しい事、その時々に感じた事を記します。

職人技

15年前に買った洋ダンスの扉が
一枚壊れてしまっていた。

めんどくさがりの私は、ま、使えれば
と思っていたが、母が池袋T百貨店
家具売り場に掛け合いにでかけた。
で、私が留守の時に、家具職人が
タンスを見にきて、その翌日工具と
新しい金具を用意してきてくれた。

母が、暑いところを来てくれるのだから
冷たいものを用意しろ だの、お昼に
かかったら、昼食を出した方がいい だの
言うので???不思議に思っていた。

来た職人さんを見て、わかった。
顔は全然似てないが、なんとなく亡くなった父に
雰囲気が似ている!!

私と母は、2人揃って手先が不器用だが
父は、大概のものは直してしまうような人
だった。
この来てくれた職人さんは、
「家具は一生物だけれど、金具等は、錆びたり
 腐敗したりするので、そこを直せば、また
 使える。」
昨年購入した無垢の丸テーブルを見て、
「近頃、無垢がはやっているようだが、日本の風土に
 あわない。そのうちに、塗った方がいい。」
食器棚を見て、
「この金具も、緩んでいるので、ねじを巻いときます。」
等々、家の家具のいろいろ講釈をしてくれて
手際よく直してくれて、大助かり!!

2日間も来てくれたのだから、さぞかし
料金高かろ~と親子で恐れていたのだけれど
それも明朗会計¥10,000-。

「この頃は、何でもすぐ新しいものに買い換えるが
 修理すれば、ちゃんと使える。」と、むすっと
一言。

助かったので、
「また、お願いするかもしれないので、連絡先等
 教えていただけますか?」と最後に私が
言うと、にっと笑い、名刺を置いて帰って
いった。
おじさん!渋い!!かっこいぃ~~。